レンタルサーバーを使う用途としては
- PHPアプリケーションの稼働
- WordPress運用
- フルスクラッチ開発
- ファイルサーバー
- メールサーバー
などなどあると思いますが、WordPressでは実現しにくいパターンを解消する手段があるかなと探しているとWinterCMSを見つけたので、軽くセットアップしてみたので備忘録として残しておきます。
目次
最初に結論
WinterCMSは
- htmlコードをブラウザで更新しやすいCMS
- ブログ用途でなければWordPressよりも早そう
- 一応ブログも構築できる
と私個人は感じました。
WordPressだと速度的に不安な面があって、htmlの更新が出来るクライアント向けには使えるかなと思いました。
WinterCMSとは
Enjoy development again.
Rapidly develop and deploy beautiful and feature-rich websites and apps with a content management system relied upon by developers and agencies around the world.訳:
また開発を楽しんでください。
世界中の開発者や代理店が信頼するコンテンツ管理システムを使用して、美しく機能豊富な Web サイトやアプリを迅速に開発して展開します。
https://wintercms.com
という触れ込みのもと、無料で使えるLaravelベースのオープンソースCMSです。
CMS(Contents Management System)なので基本的な画像のアップロードやテキストの更新が手軽にできます。
WinterCMSは元々はOctoberCMSという名前だったのですが、OctoberCMSが有料プランが無いと使えなくなる方向に決めたため、OctoberCMSのソースコードをforkしてWinterCMSは誕生しました。
参照: https://github.com/wintercms/winter/issues/5
そのため、基本的にはOctoberCMSの使い方を継承されています。
セットアップ方法
レンタルサーバーで使う場合にはインストーラーが用意されているのでこちらを使いましょう。
2022年8月7日現在、最新版であるv1.2.0はPHP8系じゃないと動かないので v1.1.9 で確認しました。
install.zip をサーバーに設置して、zip展開、/install.htmlをブラウザで開く事でセットアップができました。(事前にmysqlなど作成しておいてください。)
設定画面一覧
サイトとしては稼働と更新することができたのですが、正直なところLaravelベースのCMSとのことでデータの更新や表示の面で期待していたのですがデフォルトではあまり便利に活用できませんでした。
WordPressのようにプラグインやテーマを使うことで機能やデザインの拡張ができるのですが、WordPressよりもシンプルながら実現したい機能を作り込むには記述するコード量が多くなる印象です。
ブログ機能はあくまでプラグインの機能として実現することができました。
WinterCMSの管理画面がすでについているので、自由入力でデータを更新や表示したかったのですがプラグインの使い勝手次第なところがあります。目ぼしい物は見つけられなかったので自分で作ることになりそうです。
ですが、WordPressを使うにしては機能が多すぎる場面などには使えるかなと思いました。Laravelベースなので自分としてはソースが追いやすくて助かります。
設定した内容はテキストとしてサーバー内に出力されているので、PHPキャッシュに乗せることもできますし、プラグインの量も増えそうにないので、結果としてWordPressよりも早いレスポンス結果になりそうです。
まとめ
繰り返しになりますが、WinterCMSは
- htmlコードをブラウザで更新しやすいCMS
- ブログ用途でなければWordPressよりも早そう
- 一応ブログも構築できる
と私個人は感じました。
気になる方は使ってみるといいかもしれません。
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