レンタルサーバーを使う上で外せないのがメールフォームの設置です。webページで集客してメールフォームで顧客と繋がる仕組みを作ることができます。
WordPressのプラグインを使えば簡単なメールフォームを設置することはできますが、ファイル添付や入力内容の保存をしてcsvダウンロード等々、凝った機能が欲しい場合には(出来るのかもしれませんが)数多くあるWordPressプラグインの選定をするのは骨が折れます。多くの時間をかけても出来ない可能性もあります。
WordPressはブログに特化したCMSなので仕方ないにしても、メールフォームに特化したCMSであれば既存の機能で要望を満たすことが出来るかもしれません。
今回の記事ではEasyMailというメールフォームに特化したCMSの使い方や使い所を紹介していこうかと思います。
目次
はじめに
EasyMailはPHPで開発された無料のメールフォームCMSです。
https://www.mubag.com
既存サイトのデザインに合わせたお問い合わせフォームを作ることが出来ます。
また、テーマもご用意していますので、デザインがない場合でも簡単に
メールフォームのページを作成いただけます。
MITライセンスの下、改変でも、再配布でも、商用利用でも、有料販売でも、自由に無料でつかうことができます。
EasyMailはレンタルサーバー等に設置することが出来るPHPで作られた無料のメールフォームCMSです。PHPの実行環境とMySQL(もしくはMariaDB)があれば実行可能、sendmailコマンドがあるサーバーであればユーザーや管理者への自動返信機能が使用できます。
インストール方法や使い方についてはこちらから
私がいつも使用しているXSERVER(エックスサーバー)では問題なく全機能を使うことができました。
使用感について
インストールはzipファイルの中身をサーバーに設置して実行すれば簡単に設定することができました。
フォームは初期状態で3つのサンプルがあるので変更しやすく、入力項目が管理画面上で変更できるのと入力内容の一覧が管理画面から確認でき、csvでダウンロードしたいという要望にも対応することができています。
Laravelベースのフレームワークなので何かあった場合の変更にも対応出来るのが嬉しいところです。sendmail以外のsmtpやAWS SES対応も可能です。
ただ、ブラウザアクセス可能な場所に全てのソースファイルを設置する事になるので、メールフォームに添付ファイル機能を追加するとアップロードするファイルが実行可能な場所に置く事になるのは少しだけ不安要素になりえます。しかしながら、アップロードしたファイル名はハッシュ値になっているので推測できず、実運用では問題にはならないはずです。そもそもphpファイルなどはアップロード出来ないようにすることも管理画面から出来たのでそちらをお勧めします。
添付ファイルは入力内容の一覧には反映されず、入力日時から逆算するのが少し手間に感じましたが、あらかじめこの挙動がわかっていれば対応可能かとは思いました。
cssなどのデザイン変更も可能で、テーマファイルを編集することができます。Laravelでは定番のblade.phpファイルなのでLaravelの経験がある人はとっつきやすく、初めて触る人にも既存のテーマファイルが充実しているので理解しやすいかと思います。
デザイン変更方法: https://www.mubag.com/help/theme/
終わりに
以上、EasyMailの紹介でした。
使用感としてはとても使いやすく、メールフォームを新規で設置するのであればこちらのCMSは最初の選択肢にあげても良いと思いました。
なによりもLaravelベースのCMSなので変更もしやすく、プログラマー目線としてトラブル対応もしやすいのが良いです。
ただ、セキュリティ的にアップデートの方法などが不明な点もあるため、短期的な使用をメインとして、長期運用の場合はプログラマーからの検証など必要になるかとは思いました。
一度設置してしまえば何個でもメールフォームを作成することが出来るので、レンタルサーバーの実力を発揮できる良いCMSだと思います。
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