VSCodeのリモートSSH機能を使いこなすようになったので、現状の開発環境について、このブログならではのトピックとしてレンタルサーバーでの開発に至った経緯や普段の開発方法など書いていこうと思います。リモートSSH最高っていう記事です。
リモートSSHについてのドキュメントについては以下です
https://code.visualstudio.com/docs/remote/ssh
コードエディターツールであるVSCodeは元々はローカル環境のソースコードを編集する機能しかなかったのですが、SSH接続先のソースコードを編集することができるリモートSSH拡張が公開されてから開発環境がより自由になりました。
目次
開発環境遍歴
私自身の開発環境遍歴としては
- Eclipse + XAMPP でローカルPCに開発環境構築
- Eclipse + 足元に置いたLinuxサーバーにSamba接続
- LinuxサーバーにSSH + Vimで開発
- VirtualBoxに立ち上げたLinuxサーバーにSSH + Vim開発
- Macのローカル環境でプロセス立ち上げ + Vim開発
- MacのDockerDesktopでDocker立ち上げ + Vim開発
- MacのDockerDesktopでDocker立ち上げ + VSCode開発
- LinuxサーバーにDocker環境を作成 + VSCodeでリモートSSH接続で開発
- Linuxサーバー + VSCodeでリモートSSH接続で開発
- レンタルサーバー + VSCodeでリモートSSH接続で開発
となっております。
ローカルPCが重くならない環境が好み
エディタなり開発環境は基本なんでもいいんですが、マシンリソースを使わない環境が好きです。ローカル環境に色々盛り込むのはオフライン環境では便利だとは思いますが、オフラインで開発することなんて滅多に無いでしょうし今はレンタルサーバーに接続して開発しています。
DockerDesktopで開発していた時はとにかく重くて重くてSSH接続先のサーバーに構築するのがメインになってきました。
幸いながら個人としてはプログラミング言語の好みは無くて、必要あれば覚えていくタイプなので環境構築や本番環境の設定、継続的な運用面で施策や小ヒットを連発する開発が目的になっていたのでレンタルサーバー+PHPでの開発が合っていたので設定するに至りました。
つまり、SSH接続できるレンタルサーバーでも開発出来るなと。
今時レンタルサーバーであればSSH接続が出来るしMySQLを作成し放題、メール送信環境もあるしapacheの設定も既に済んでいます。開発環境をサブドメイン配下で作成してbasic認証をかけてしまえばスマホでの確認や他者への共有も楽です。
何よりもCPUが128コア/1024GBのサーバー(6コア/8GBのリソース保証)が月1000円で使い放題なので料金が安いしビルドが超高速です。20万で購入したMacBookProよりも確実に高速です。 (XSERVERの場合)
デメリットとしては好きにアプリケーションの導入が出来ないということですが、nodeはnodebrewを使えば好きなバージョンが使えますし HomeBrewを導入すれば seleniumの実行も出来ます
プロセスの常時起動やDockerの開発には向いていませんが使いこなす事は出来るのかなと。
レンタルサーバー開発の苦手なDockerが必要な場合にはSynologyNASの中に構築したLinuxサーバーにVSCodeからリモートSSH接続して開発しています。VSCodeのリモートSSH接続できれば切り替えしやすいので便利です。
ポートフォワードでリモート先のプロセス接続
補足として、ローカル環境で開発しないということはローカル環境でプロセスが立ち上がらないのでプロセス接続が本来は出来ないのですが、VSCodeには Forwarding a port という機能があるのでローカルPCで立ち上げていないプロセスに接続できます。
$ php artisan serve
INFO Server running on [http://127.0.0.1:8000].
Press Ctrl+C to stop the server
2022-09-24 12:33:24 ................................................................................................................. ~ 0s
2022-09-24 12:33:24 /favicon.ico .................................................................................................... ~ 0s
2022-09-24 12:33:25 ................................................................................................................. ~ 0s
2022-09-24 12:33:25 ................................................................................................................. ~ 0s
http://localhost:8000 で接続できるようになります。
SSHコマンドでポートフォワードすることも出来ますが、VSCode内で完結するのでプロセスの切り忘れなどもなく、余計なウィンドウも立ち上げなくて良いので気に入っています。
終わりに
何よりもCPUが128コア/1024GBのサーバー(6コア/8GBのリソース保証)が月1000円で使い放題なので料金が安いしビルドが超高速です。20万で購入したMacBookProよりも確実に高速です。 (XSERVERの場合)
特に伝えたいのはこの部分です。VSCodeのリモートSSH接続があるのでレンタルサーバーでの開発でも実用に耐えるかと思います。というか耐えています。
個人的な印象としては
レンタルサーバー ≠ 初心者
という印象があります。
世間的には初心者向けという印象がどうしてもあるのですが、フルスクラッチ開発に関してはroot権限が無いのでLinuxに精通している人でないと使えないのではと思う最近です。むしろ初心者では使いこなせないんじゃないのかなと。
レンタルサーバーでフルスクラッチ開発は初心者では難しいからこそ、情報を蓄積して誰でも使いやすい状況に持っていきたいなと考えています。
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